ポジティブ人間が必ずしも勝ちではない話

「ポジティブな人っていいな・・・」

「悩みなんてないんでしょ?」

「いつも前向きでかっこいいな~」

「ポジティブな人がうらやましい・・・」

一般的にはこんな風に思われてますよね。

ここではちょっと違った視点からのお話をします。

確かにポジティブ思考だと、

「壁に直面しても前向きに乗り越えられる」

というのは当てはまりますが、前向き過ぎて

なんでも「なんとかなるさ~」という考えで

います。

そうすると、どうしても事前の準備を怠りがちに

なってしまうという、見方によっては欠点になる

こともあるんです。

仕事であればある程度の事前準備はしますが、

「まあ、このくらいでいいだろう」

「このくらいまで作っとけばなんとかなるだろう」

という妥協の気持ちが出てきてしまいがちです。

プレゼン用の資料はしっかり作っても、細かいところまで

突き詰めません。

本番で話せばいいや、と考えていても、いざ本番になると

言い忘れてしまう。

ちょっと失敗に終わっても気にしない。

おかげで病むことはありませんが・・・。

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この点、ネガティブ思考の人は

「失敗したらどうしよう・・・」

「もっとこうした方がいいかも」

と、心配するから事前準備をしっかりして

入念な準備を心がけます。

結果、とてもいいものができあがる。

アーティストがいい例ですね。

意外と内向的な性格の人が多いですし。

納得のいく作品ができるまで、何回も何回も

作り直します。

突き詰めて突き詰めて突き詰めて・・・

納得いくものにできあがって初めて世の中に

出す、というとてもとても根気のいる作業の

繰り返し。

プロは失敗できませんから。

それができるということが素晴らしいですね。

それでこそプロ!って当たり前のように見られがち

ですが。

それがプロのすごさでもあります。

ネガティブで後ろ向きな人でも、見方を変えれば

すごい人です。

部屋にこもってひたすら作業に没頭。

人に見せられる姿ではありませんがw

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普段、成功した華々しい姿が人目にさらされるので、

陰で努力している姿は見えません。

アイドル誕生の秘話なんか涙なしでは見られませんよね。

厳しいレッスンにも耐えて耐えて耐えて・・・

生き残った者だけがつかみ取れるスターの座。

あのときはほんとネガティブ思考の塊。

スターになってからも注目を集めるからこその

苦労もあり。

あの姿はしっかり人間らしさが出てます。

ネガティブだってかっこいい。

そんな風に思わせてもらって勇気が出ます。

だから、

ネガティブ思考ってことで自分を嫌いにならないで。

嫌いになるんじゃなくて、成功するための素質が

あるって考えよう。

そんな風にちょっと見方を変えるだけでも

人生が変わってくると思いませんか?

特に疲れてるときは、無理に前向きにならなきゃ

とか考えなくていいと思います。

しっかり休むことは本当に大事。

自分を1番理解してあげられるのはやっぱり自分なんです。

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